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元素か単体か 決定版(笑)

元素か単体か
「水素」と言った場合、それが「水素元素」として使われているのか「水素の単体」として使われているのかを答えないさいという問題があります。この判断が結構難しいことがあります。
水素元素という言葉は、水素と呼ばれる元素を指しますが、「元素」を省略して「水素」と言った場合、それを言った人は、ともかくそこに「水素元素があるんだよ」という意味で使っているのです。このとき、水素元素だけがあろうと、他の元素と結合していようと「水素元素がある」という言い方は間違っていません。だから、水素の単体である水素H2がある時に、ここには「水素元素がある」というのは間違っていません。同時に「ここには水素の単体がある」というのも正しいです。
だから、水素ガスを目の前にして
「ここには水素元素がある」も「ここには水素の単体がある」も正しいです。
混乱の元はこの言い方のどちらもが、元素と単体を省略して言うことが許されているからです。
つまり、上の文は
「ここには水素がある」と「ここには水素がある」ということが出来るのです。
えー、みなさんギョエーとか思いませんか。曖昧な日本語のせいで何を言おうとしているかが伝わりにくいという現状があるのです。

さて、前振りはこのくらいにしておいて、それでは、実際の問題にどう対処したらいいでしょうか。

まず、押さえておきたいのは
単体と言う意味で「水素」と言っているときは水素元素は水素以外の元素とは化学結合していないということです。(化学結合しているということは、純物質なら、その物質中の水素の比率が一定だと言うことです。)
だから、「他の元素と結合しているかどうか」で単体かどうかは判断できます。
裏返せば、他の元素と結合しているなら単体ではありません。

では、これでどんな問題もクリアできるか?
残念ながらそうではありません。

分かりづらいケースその1
金属の場合です。
一円玉はアルミニウムから出来ている。この場合のアルミニウムは金属か単体か?
たいていの問題集の答えは単体でしょう。でも、実はこれは元素だといっても良いというのが僕の意見です。だって「一円玉はアルミニウム元素から出来ている」これは正しいです。この問題は出してはいけないと思います。えーそれじゃあ解決にならないよ!ですよねえ。こうしましょう。判断の基準に基づいて、アルミニウムが他の元素と結合してなければ単体と答えましょう。

分かりづらいケースその2
骨の中にはカルシウムが含まれる。ここのカルシウムは元素の意味か単体の意味か?
判断基準に基づきましょう。カルシウムが他の元素と結合してなければ単体、してれば元素です。
骨の中には、、、カルシウムの単体があるのかもしれないな・・・骨って何で出来てるのか、カルシウムの化合物なのかな?これは、知らなきゃ出来ません。なんだかカルシウム単体が硬い骨を作っているような気もします。
正解は、元素です。なぜなら、骨の中でカルシウムはリン酸カルシウムとして存在しているからです。これは知らないとできないな!そう、知らないと出来ないのがケース2です。特に金属元素の場合は知らないと出来ません。ボキャブラリー勝負に持ち込まれているのです。もし、金属ではなかったら、単体の化学式に置き換えてみる!という方法も使えます。たとえば「水の中には水素がある。」の場合水素をH2で置き換えて意味が通じるか検討しましょう。置き換えたら変だよね。だから元素です。「水を電気分解すると水素がでる」では水素をH2と置き換えて正しいので単体です。
まとめます。
他の種類の元素と結合している>元素
他の種類の元素と結合していない>単体
ということになります。

それでは、手持ちの問題集でさっそくやってみましょうね!






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